総合リハビリテーションセンター

「総合リハビリテーション施設」として承認された広くて明るい施設です。
充実したリハビリ器具と熱意ある職員を配置して患者さんや家族の方と共にリハビリを行っています。本館7階のフロアー全部がリハビリ施設で理学療法、作業療法、言語療法、水治療法の全ての部屋から観音寺市周辺や阿讃山脈を望むことが出来ます。
片麻痺などの脳血管疾患、腰痛や骨折などの整形疾患、乳児や子供の発達異常、脳性障害の方々が毎日リハビリ治療に励んでいます。回復期から維持期、病院から家庭や地域へと一貫してリハビリテーションが継続できるように患者さんと共に頑張っています。また在宅患者さんへの訪問リハビリも行い住宅改造や福祉器具のご相談にも応じています。
特に院長先生が力を注がれている痴呆患者さんの回復療法「脳リハビリテーション」は他の施設に無い新しい考え方です。痴呆度別グループ療法で早期痴呆の方はほとんど良くなって帰られます。

理学療法(physical therapy)

基礎的な姿勢や運動機能の回復、活動能力の改善や維持のために運動療法を行います。
関節の動き、筋力、体力の回復や維持の運動。良い姿勢、寝返り、這う、立つ、歩くための運動や発達を促すための治療。補助具や車椅子、トレッドミルでの訓練なども行っています。
また、ボイタ法による運動療法や感覚統合訓練も行っています。

作業療法(occupational therapy)

主に手を使った応用動作や精神機能の回復のために種々の作業活動を行っています。手や肩などの動き機能の回復維持。両手動作、感覚機能、注意力の改善や発達を促すための治療。手工芸や軽作業での機能回復、食事、更衣、トイレ、家事動作などの訓練を行っています。また、時折の話題やゲーム、レクリエーションなどによる脳リハビリテーションも行っています。

言語療法(speech therapy)
脳血管障害(脳梗塞、脳内出血)、脳腫瘍などにより脳にある言語中枢が障害された場合、言語聴覚士は本来持っている人間の話すという基本的動作を再度訓練し残された部分を引き出すために努力しています。
話し方や言葉の回復、発達を促すために指導や治療を行っています。失語症、発音の障害、言葉の発達遅滞などに対する治療、コミュニケーション手段の改善のための訓練、嚥下障害の訓練も行っています。
脳リハビリテーション

痴呆症に対するグループ訓練

  • 身体機能の維持・改善
  • 知的機能の維持・改善
  • 痴呆進行予防を目的とし月曜日~金曜日までの週5日実施しています

内容

  • RO法(カレンダーなどを使用した日付の確認)
  • 椅子体操(椅子・車椅子で行える体操)
  • レクリエーション活動(輪投げ、ボーリング、しりとりなど)
  • 音楽活動(季節感のある歌の合唱、簡単な楽器での演奏)
    グループの中で活動することによりイキイキとした生活を送れるように訓練しています。