香川県在住 (女性)

昨年5月5日、ノーブレーキの車に後方から追突され苦しみの日々を送ってきました。言葉では言い表せない程の激痛と嘔吐の繰り返しで、この状態が続くのであれば死んでしまおうと、死を念頭に置き日々を生きてきました。
しかも事故後の病院選びを間違ってしまったために、「事故当日出てこなかった症状が後になって出てくる患者を見たことがない。おかしい。」、「車がぐちゃぐちゃでも元気な人はたくさんいる。」、「心療内科を紹介しましょうか。」、「人間は都合の悪いことは忘れてすべて事故のせいにする。」などと言われていました。体の痛みだけでなく、心の痛みもとてつもなく大きなものでした。
半年、1年と過ぎ、少しは体の方も良くなっていきつつも、体を治してくれるところがなければ今後の生活も考えられない、と探していたところこの病院と出会いました。
何よりも一番大きかったのは、むげに自分の経験のみで判断をするのではなく患者の立場になり、話を聞いて下さった院長先生の対応に安心と信頼を感じました。
今回は入院となり、心と体を休めながらの治療となりましたが、いくつか受けた検査から他の病院では見過ごされていた体の異常も発見され、痛みの原因も見つけていただきました。
看護士さんをはじめ、行く先々の職員の皆様の対応の温かさに他の病院との違いに驚きを感じるとともに、気持ちのよい入院生活を送ることができ、とても感謝しております。
治療の方は…と言うと、ベットに横たわり、首を休ませるという安静法をとりながら、点滴と電気をあて、腰を引っ張り、病院としては珍しい電気針治療を受ける日々を過ごしました。徐々にですが、体調も良くなっていく実感があり、何と言っても腰の痛みが大きく治まり、治療効果に驚きを感じました。体の調子が良くなると共に、不安定だった心も軽くなっていきこれから始まる新たな人生に希望が抱けるようになりました。もっと早くここと出会っていたらと後悔もしましたが、何かが起こった場合解決の糸口はどこかにあるんだと、自分の人生にとっても教訓となりました。
院長先生並びに職員の皆様、感謝しております。
本当にありがとうございました。

愛媛県在住 (女性)

私が松井病院に入院したのが平成16年6月。
交通事故による頚椎捻挫・むち打ち症等のため、頭痛や吐き気・軽い手の痺れ・首が自由に動かせない等の症状で苦しんでいました。
2月中旬に事故に遭ってから運ばれた病院でずっと治療をしていたのですが、なかなか改善されず毎日のように鎮痛剤を服用していました。そんな時、松井病院のことをある方から聞いて知りました。
私は、縋る思いで5月下旬に受診しました。すぐ入院を勧められたのですが、身辺整理が整ってから6月に入院となったのです。生まれてこれまで病気や怪我等で入院したという経験がなかったので、最初は気持ちも動転し、慣れない事もあり不安でいっぱいでした。
そんな中、いろんな検査をして、結果と共に治療方針の説明もあり、精神的に少し楽になりました。
入院してからもあらゆる可能性からみた検査と同時に、集中的な治療を実施していくうちに症状が少しずつ緩和されて気分的なゆとりもでき、2ヶ月を過ぎた頃からいつの間にか一つずつ症状もなくなり入院前のことがうそのようでした。何よりも「笑顔が戻ったね。」と周りの人が言ってくれるようになりました。
現在、殆ど症状も出ていません。退院後も定期的に通院し、松井病院での的確な治療を継続受診することで明るい人生を送ることができています。
また、病棟のスタッフも皆いい方ばかりで、患者の精神的な不安を上手く寛容してくださったので、長期の入院にも耐えることができたのだと思います。本当にありがとうございました。

東京在住 (女性)

≪ケガより入院まで≫
平成16年2月2日。自転車の前輪に傘が絡まり転倒。気付いた時には道路に仰向け、体の上に自転車が乗っていた。幸い、外傷はなく、周りの方に起こしてもらい動けたため、タクシーで整形外科へ行く。レントゲンを撮り、異常なしとの事。当日より、頭痛、吐気、全身倦怠感が起こる。翌日、頸部も痛み、首が右へ動かなくなる。
その後4ヶ月近く、激しい頭痛、頸部痛、吐気、全身倦怠、悪天候時の調子の悪さが続く。脳神経外科、整形外科と病院を転々としてみるが、どこも診断は異常なしであった。仕事へは行くが休日は起き上がれない日が多かった。
7月。6月頃より、症状は軽くなったが、腰痛が出る。何もする気になれず、うつ病チェックシートはほとんど該当してしまう。
9月。 腰痛はなくなる。しかし今までの症状の他に、左右の手の痺れ、眩暈、体のふらつき、眼精疲労、事務仕事等細かい作業ができなくなる。
10月。症状がより悪化。食欲不振にもなる。自分自身、体の限界を感じた為、再度、病院をまわるが、治らないと診断される。
インターネットで、松井病院を知り、医療相談にて、症状を伝えたところ、問診表を送って頂く。数回のやりとりの中で、院長先生より体の辛さを解って頂き、また完治に近い状態まで治ると丁寧お返事を頂いた。私自身、一度診療をお願したいと思い、東京より外来にやってきた。
診療では何よりも丁寧に話を聞いて頂き、触診、レントゲン、MRI等の細かい検査により頸部の神経の異常がわかり、その為に様々な症状が出ている事を詳しく説明して頂き、納得ができた。院長先生には、初対面ながら信頼が持て、また職員の方の対応も親切であった事。病院の環境や、設備の良さ。そして、何よりも治ると言って下さる所で治療し、せめて日常生活が送れるような体に戻りたいと思い、入院を決意する。

≪1ヶ月目≫
平成16年11月2日入院。「絶対治す」という意気込みで入院生活が始まるが、不安もあった。職員の方がとても親切に声を掛けて下さり、気持ちもほぐれる。ベットで横になっている時に聞こえてくる職員の方の患者さんへの声かけが優しく、温かく、都内の病院との違いを感じた。皆さん仕事を楽しそうにされているなと感じ、心地よかった。そして、同じ症状の方がいた事、都内から来ていた方もいた事で励まされ、病状の辛さを分かち合い、又、今後の見通しもわかり、より不安も和らいだ。
治療が始まり、検査が多くて驚いた。これだけ細かく調べて頂けるなら、安心だと思った。眩暈の検査で、支えなしでは立っていられなかったのはショックだった。初めての点滴に戸惑ったり、物理学療法後、体が怠くなり、終わった後にはすぐに横になってしまう日々であった。横になっている時間が長いほど、治りが違ってくるとのことで、横にはなっているが、眩暈が度々起こり、起きていたくても30分と起きてはいられなかった。気分転換の散歩も15分程度なら良いと言って頂くが、歩いていても宙に浮いているようで10分程で限界。帰ると辛くて、涙が出てしまう事もあった。自分の体に愕然とする。
朝起きると、頭が重く、体が怠い。夕方はより怠さが増した。食事も、食欲不振と、手の痺れの為、箸が上手く使えず、あまり進まなかった。 しかし、食堂で食べていた事で、職員の方の患者さんへの食事介助の声かけを聞き、私も励まされ、なんとか食べられるようになっていった。食堂からの景色は見晴らしも良く、食事も美味しく、バリエーション豊かで、食べる事が楽しみになっていった。
不眠にもなっていて、薬を飲んで眠るようになる。よく眠れると、体調もかなり楽であった。1ヶ月が過ぎ、入院生活にも慣れ、食事が食べられるようになった事。吐気、眩暈、微熱がなくなり、夜も眠れるようになった。(薬は服用)

≪2ヶ月目≫
病室が替わり、気持ちも新たに体を治す事に専念する為、なるべく目を使わないよう、テレビ、読書を止める。時々、新聞は読むが、音楽を聞く事を主とする。
同室に介護の必要な方がいらして、職員の方の声かけ、その方の回復ぶりを見ていく事で介護の世界にとても関心を持つようになる。私も将来は何かしら介護を手伝えるようになりたいと考えるようになった。また、職員の方との会話の中で、大ケガ等、体調を患われたりしているにも関わらず、いつも元気に患者さんを励まされる姿に勇気づけられた。私自身も、又、仕事(保育士)に戻りたいと意欲も出てきた。
しかし、心と体がついていかず、体は相変わらず天気に左右され、頭痛、頸部痛、手の痺れ、全身倦怠感がひどい。痛み止めを飲むとだいぶ治まる。職場等に手紙を書いてみるが、15分書いては30分休むといった具合で休まないと体が回復できなかった。
また、両親、友人が見舞いに来てくれ、外出する機会もあった。病院近くの琴弾公園や瀬戸内海を見ることができ、とてもいい気分転換になった。讃岐うどんを食べに行き、ちょっとした観光ができた喜びも大きかった。時間にして1時間30分の外出。私にとって、起きていられる限界の時間であった。
2ヶ月が終わり、体調的に大きな変化はなかったが、起きていられる時間が延び、調子良く過ごせる日々も増えた。年末、風邪をひき、寝込んでしまうが、雪が降っても体調が崩れない日もあった。ゆっくりながらも、良くなってきていることは実感できた。

≪3ヶ月目≫
病院でお正月を迎える。元旦より3食おせち料理がつき、お昼の鯛の尾頭付きはお正月気分を楽しむことができた。年明け1週間程は風邪からくる体の怠さで、横になってばかりであったが、今までの首からくる怠さとは違うと感じられた。風邪も治ると、動きたい、外に出たい気持ちが強くなる。散歩に出てみると30分程しっかりと歩くことができ、驚く。地に足をつけて歩いている事を実感する。
その後、散歩に行く回数も増え、又、外出も、3時間、6時間、9時間と延ばしていき、観光、うどん巡り、友人と楽しむ時間もとれるようになり、体力的にもかなり自信がついてきた。戻った後も30分程度横になれば回復できた。多少天気に左右されるものの、薬を飲む回数が減り、首の張りは残っていたものの、頭痛はなくなる。
今まで怠さを感じていた物理学療法も、とても気持ちよく感じるようになり、終わった後はすっきりした。退院への期待も募る。しかし、月末の診療の触診ではまだ患部の痛みを感じてしまう。8~9割は治っているとの事であった。数日後、天気の崩れとともに、私の体調も崩れてしまった。怠くて起きられなかった。もう開き直って、徹底的に治そうと心を入れ変える。

≪4ヶ月目≫
雪も降り、微熱が出たりと2週間程、寝込んでしまう。再度院長先生より、生活で気をつける事を伺い、首に負担をかけないよう横になっている時間を増やす。天気の回復とともに、私の体調もすっきりしてきた。
診療での触診で、前回は痛みがあったのだが、今回はほとんど痛みが感じられない。すごく嬉しかった。本当に今度こそは回復してきたのだと喜びでいっぱいだった。退院は延びたが、そのお陰で、体調が本当に良くなった。心配した天気による体調の崩れもなく、首の張りもほとんどなくなる。散歩も、外出も、先月のように再び出掛けられるようになる。2月中頃、問診表の症状が0となる。約4ヶ月間の入院生活は長かったが、、正直なところ、ここまで体調が回復できると思いもしなかった。入院する時に、院長先生より「今の辛い症状をよく覚えておきなさい。絶対楽になるから」と言って下さったことが現実となる。とても嬉しかった。

入院生活のお陰で、体の回復だけでなく、心もとても豊かにして頂きました。人は助け、助けられて支え合っている事に気づき、一人ではないのだと知ることができました。東京より一人で来たものの、入院生活で、淋しい思いをしたことはほとんどありませんでした。院長先生をはじめ、職員の皆様、同じ病棟の患者さんに、たくさん声をかけて頂き、本当に良くして頂きました。
心から楽しいと思え、笑えるようになり、様々な事への意欲も湧いてきました。松井病院で治療を受け、完治となり、また、周りの方、周囲の環境にも恵まれ、4ヶ月の入院生活は、私にとってとても大きな財産となりました。

院長先生、職員の皆様、いつも励まして頂き、こうして心身互に回復できた事、心より感謝しております。病院でもお仕事は日々お忙しく、大変ながらも、いつも笑顔で接して頂きました。私も、皆様のように、笑顔と温かい言葉を忘れずに、大切に過ごしていきたいと思っております。本当にありがとうございました。